上京物語2
2016/05/19(木)
新宿西口の高速バスターミナル、45年の歴史に幕―。
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少し前の話になるが、
今月8日、ヨドバシカメラ新宿西口本店横にある
「新宿高速バスターミナル」が45年の歴史に幕を下ろした。
1971年の開業から、
長野県松本市や甲府市などに向かうバス約300便が連日、
ここから出発した。
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8日の最終便は松本行きだった―。
同郷からの上京組と、感慨深さを共有した。
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ここが出発点だった。
東北組が「ああ、上野駅」と言うように、
埼玉の子の初めての遊び場が池袋であるように。(違う?)
新宿西口は、初めて降り立った東京の街―。
夢と希望の象徴だった。
線路際のおんぼろアパートでボンビーだったが、
死ぬほど働き、勉強した。
新宿西口バスターミナル、
スタートラインだった―。
「異端」にこそ、先端経営学の真理—。
2016/05/12(木)
「異端」にこそ、先端経営学の真理—。
この見出しから始まる日経ビジネスの8ページの特集記事は、大変興味深かった。
…副業を奨励する、飲み会を頻繁に開く、チャラ男と根回しオヤジを活用する。
そして、若手が社長に授業をする…。
これまでのタブーや非常識を超えた取り組みが、実は企業の成長に寄与するのだと、
さまざまな事例を取り上げている。
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既成概念・固定観念というのは、コトに対して以上に
ヒトに対して起こりがちだ。
異端を組み合わせイノベーションを起こすには、
人に対する漠然とした固定観念を捨て、
イメージで人をなじり続ける自身の人間性を否定しなくてはならない。
環境の硬直や停滞は、
凝り固まった人間観とギブばかりの断定的なコミュニケーションに生まれている。
……そんなことを感じました。
猛者たちの覚悟
2016/05/05(木)
【編集後記】
He who is no courageous enough to take risks will accomplish nothing in life.
~ リスクを取る勇気がなければ、何も達成することがない人生になる。~
- Muhammad Ali (モハメド・アリ) -
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この言葉が大好き。時に口ずさみ、歩く―。
どなたさまもよい休日を!
(まつ)
「サービスが先、利益が後」の実践
2016/04/28(木)
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●フォー・プロフィット・イノベーションから
フォー・パフォーマンス・イノベーションへ
●顧客に、過去を問うのか(CS)?将来を問うのか(NPS)?
[参考:Diamond Management Forum 2015]
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ベイン・アンド・カンパニーが開発した
NPS(ネット・プロモーター・スコア)の測定および考え方に
大変に共感している。
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市場環境の変化がめまぐるしく、
ますます異業種・海外からの競合参入に拍車もかかる。
顧客においては多様な無数の選択肢を持ち、
企業側は顧客争奪戦に常に身を置いている。
企業の命題はこうだ……
【どうすれば顧客との強い関係(エンゲージメント)が築けるか】
【そしてその関係を他のどこよりも長く強固なものにできるか】
そうした中、
「顧客に去られるのではないか?」との不安から、
-「満足しましたか?」
-「不満足でしたか?」と
顧客に"唐突に"切り出す企業は少なくない。
無論、顧客の声を吸い上げ、
その声を消費にサービスに反映していくことは非常に重要なことだ。
しかし、過去の経験を問う「満足しましたか?」(=CS)の設問に、
エンゲージメント構築の答えは出るだろうか。
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NPSの設問とは
「この製品・サービスを
友人や同僚に薦める可能性はどのくらいありますか?(10~0:11段階)」
である。……つまり顧客に未来を問う。
NPSがCSよりも業績に直結し、
この結果は業績と相関関係があると言われるのも納得である。
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この会社を親しい人に薦めたいですか?
究極のワン・クエスチョンとその答えは
過去と客観を内包し、未来の会社を占っている。
水平展開のひずみ、垂直統合の無謀
2016/04/21(木)
前回、
“コーポレートガバナンス・コード”について編集後記で触れたところ、
たくさんの方からメッセージをいただいた。
上場企業に限らず、
外部の目を経営者(経営)に向けるべきと考える方が
非常に多いことを感じた。
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長野県の上田東高校(上田市)には
「変化対応」と彫られた碑が立っている。
メッセージを贈ったのは同校(旧・小県蚕業学校)を卒業した
鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス会長。
人間形成に大切な時期である高校生に伝えるくらいだから、
鈴木氏本人の生き様を端的に表していると言っていい。
「変化はチャンスだ」と繰り返してきた鈴木氏が、
周囲と市場の変化を見誤り、引退に追い込まれたのは皮肉としか言いようがない。
(日経ビジネス 04.18号より抜粋)
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83歳の会長に、72歳の社長、77歳と81歳の顧問―。
周囲の変化に気づかない、耳を傾けようとしないという障害。
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さて―、合理性・客観性のないところに継続性は生まれない。
戦う人である。セコンドでもある
2016/04/14(木)
上司「気分が乗らない日は喫茶店にいてもいいよ。まぁ常に見られてるけどね!」
部下「誰が見てるんですか?」
上司「オマエ自身だよ!」
SNSでこんなやり取りを見つけた。・・・傑作。
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さて―、
昨年6月から上場企業に適用されている
“コーポレートガバナンス・コード”は、
企業に社外取締役2名以上の選任を求めている。
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経営強化策のひとつであり、
カギは【経営者に対する監視機能を強めること】とされている。
経営者が戦略を立案、執行するのは当然だが、
それを監査し、「業績」という結果を柱に
経営を評価する監督機能を強める。
これによって、
上場企業の経営の効率化を図ろうというものだ。
・・・・・・・・・
業績のみならず、
- 本来的なその企業の意義や目的、
- 社会的役割を果たそうと努めているか、
- 社を支える社員やパートナー企業に約束してきたことが守られているか、
- 保有する資源が十分に活かされているか、あるいは、
翻って考えると、
一体誰が!?「中小企業経営(経営者)の評価」をするのだろうか?
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「ボクサーはいいよなァ、タオルを投げてくれる人がいるからね。
役者は自分でタオルを投げなきゃならないから」
『男はつらいよ』の名優、渥美清氏がつぶやいたとされる言葉
(『永六輔のメディア交遊録』)を引用しつつ
読者である中小企業経営者に
“役者同様、自分は顧客と関係者を満足させられているか、を問うべき―”
と投げかける日経トップリーダー田村主任編集委員のメッセージは
おしゃれでグサリと刺さる。
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評価されない立場にあるからこそ、
自分を常に客観的に監視しておかなくてはならないのかもしれない。
トップリーダーは、過酷で物悲しい。
花冷えの候―
2016/04/07(木)
ここ数年、IBM、デロイト、PwC、アクセンチュアなど、
従来はビジネス戦略・ITコンサルティング会社と考えられてきた企業群が、
エージェンシー機能を社内に構築したり、
クリエイティブエージェンシー、デジタルエージェンシーを買収して、
広告・マーケティングサービス市場に参入してきている。
デジタルマーケティングが経営の重要なファクターになる時代、
アメリカではこうした動きが活発化している。
2013年にクリエイティブエージェンシーのBGTパートナーズの買収を完了した
PwCの松永氏は、
「クリエイティブエージェンシーになるつもりもないし、
広告代理店を支配するつもりもない」とし、
買収の目的を次のように語っている。
「大事なのはクライアントに対して、さらに高い価値を提供するために
クリエイティブな機能が求められているということ。
広告業界はクライアントに対し着々と高いバリューを提供し、
その情報価値は広告の枠を超えてきている。
マーケティングや戦略に対するニーズの高まりは
広告代理店がコンサルティング機能を持とうとしていることからもわかる。
一方、ビジネスコンサルタントの視点からも、
広告業界がもつ高い価値の情報を戦略に活用する動きは活発になってきており、
両者が手を組むことでクライアントへのさらなる貢献が期待されるわけだ。」
― 2016.04.06 『宣伝会議』より
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とりわけ最近、『想像力(創造力ではなく)』というフレーズがよく頭をよぎる。
同時に「常にいろんなことを想像して働いているか?」という視点を、
当然、自分にも、そして周りにも向けている。
価値を創造し、フューチャーを提供し続けなくてはならない職業において、
想像はすべての源泉だ。
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人が想像できることは、必ず人が実現できる。 [ジュール・ヴェルヌ]
想像力を捨てると、途端に人生はつまらない。
人のために仕事をしていれば【途中で退く決意】ができる
2016/03/31(木)
今回、長年経営のご支援をさせていただいている企業のトップインタビューを行い、
その編成を担当した。
何度か勉強会でご一緒したが、
眼光が鋭く、厳しい表情をうかべる大変雰囲気のある方で、
印象深い経営者様だった。
ところが、誰かを前に話をされている時は、非常に穏やかな顔をされる。
技術上がりで親会社から同社に副社長として就任した社長は、
数十年前には単身でアメリカに飛び、
言葉の通じないインド人社員たちと見事に連携をし
短期間で業績を回復させた敏腕社長だ。
深いしわ、鋭い目つき、柔らかな表情―。
表れているどこをみても、奥行きが違う。
その社長の言葉を紹介したい。
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【自分のために仕事をしているから“最後までやりたい”と思う―。】
【人のために仕事をしていれば“途中で退く決意”ができる―。】
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モノづくりではなく、ヒトづくりに力を注いだ経営者の話。
[NBCPlus 52号に掲載されます。お楽しみに!]
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http://www.nbc-consul.co.jp/book/nbcplus.asp?rid=zeihou0331
ドローン型新人のはばたき
2016/03/28(月)
日本生産性本部により毎年発表される[今年の新入社員のタイプ]
2016年は「ドローン型」だそうだ。
「ドローン型」とした理由は、
就職活動の日程や経済状況が目まぐるしく変わる「強い風」にあおられながらも、
希望する就職先への内定という「目標地点」に着いた者が多かったとの分析から。
「さらなる技術革新(スキルアップ)で、
さまざまな場面での活躍が期待できる」との寸評も付けている。
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昨日お目にかかったパートナーさんから、
「ドローンから撮影した映像を工場内の業務管理に使っている」という
経営者の話をお聞きした。
かつては監視カメラを工場内の至る所に設置していたようだ。
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モノやヒトを捉えるときは定点観測だけではダメ。
ヨコから、ウエから、ナナメから、
いろんな角度から、見ていくこと、
それが社長の、管理者の「仕事」―。
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KKD(勘・経験・度胸)で紋切型の経営者や管理者に、
ドローン型の新人をコントロールすることはできない。
セットアップも無理でしょう。
そんなことを感じました。
ノーデザイン、ノーライフ
2016/03/10(木)
ノーデザイン、ノーライフ。
5年前の3月17日―。
私は、一人の女性と出会った。
まつ毛がクリンと上向いた、
発する言葉ひとつひとつに強烈な強さと個性を感じる女性だった。
衝撃的で、今でも鮮明に覚えている。
---
震災で日本中がドン底だったとき、
責任者一年生の私も
マイナスをゼロにすることの苦しさにもがいていた。
しかし、ほどなくして
彼女がすべてをシンプルにしてくれた。
私のイメージをすべてカタチにしてくれた。
そして・・・、
いつもイメージを超える「未来」をデザインしてくれた。
彼女はとてもクレバーで、
豊かな感受性とモノゴトをシンプルに組み替える能力に長け、
さらにそれを人に伝える方法として、
類い稀なるデザイン力を持つ人だった。
『捨てる神あれば拾う神あり。』
彼女に出会ったあの日から、これが私の口ぐせだ。
---
あなたのたくさんのデザインが、
たくさんの人を救いました。
私も救われたひとりです。
---
ノーデザイン、ノーライフ。
ありがとう。
上司へのおもねりというムダ時間
2016/03/03(木)
東京はようやく春めいてきました。
「冬来たりなば春遠からじ」
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苦しいときほど、
- 顔を上げろ。
- 胸を張れ。
- 前を見ろ。
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上司へのおもねりや
部下のご機嫌とり・・・
そんなムダな時間を使わずに、
正しいと思ったことを続けていれば、
いま、どんな状況であろうと、
必ずあたたかな春がやってくる!
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がんばれ、後輩。
春はもうそこ。
(まつ)
働母(ワーママ)たちのララバイ
2016/02/25(木)
男性行員と女性行員が育児の悩みを共有し、
相談のできる場を銀行として提供する―(島根銀行の取り組み)
日経新聞に島根銀行の取り組みが紹介されていた。
今年10月からは男女問わず同世代で交流できる
育休ミーティングを定期的に開催するとのこと。
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また20日のNHKニュースにはこんな施策も紹介された。
厚生労働省は、
男性が育児休業を取りやすくするため、
育休を取った男性従業員1人につき
企業に最高で60万円を支給する新たな支援制度を設けることとした。
男性の育児休業の取得率は、昨年度の調査で2.3%にとどまっているが、
国は4年後の2020年までに13%に引き上げる目標を掲げている。
このため厚生労働省は、男性が育休を取りやすくするため、
新年度から企業を対象にした新たな支援制度を設けることとした。
支援の対象となるのは過去3年以内に
男性従業員が育休を取ったことがない企業で、
男性従業員1人が育休を取得した場合、
中小企業には60万円、大企業には30万円を支給するとしている。
さらに2人目からは、企業の規模に関係なく1人につき15万円が支給され、
5人目まで支給されることになっている。
厚生労働省は年間でおよそ2,000社が制度を利用すると想定していて、
「この助成金を活用して、企業には男性だけでなく
女性も含めて子育てをしやすい職場環境を整えてもらい、
育休取得13%の目標に近づけたい」としている。
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もう10年近くワーキングマザーをやっている私の友人たちも
働きながら子育てする毎日に、
細かく傷ついたり、時に大きな壁にぶつかっている。
100%の力を発揮し、職場での役割を果たしたい。かつ、
こどもたちには100%の愛情を注ぎたい。
洗濯機をまわしながら野菜を切り、
翌日のお弁当のことを考えながら、走り回るこどもに目を配る―。
一人の時間は、寝る前のほんの数十分と、
こどもが起きる前の朝食準備の時間だけ。
そのわずかな時間に、持ち帰った仕事を片づけたり、
翌朝の仕事の段取りを考える。
どちらも手を抜きたくない―。
できるだけ頑張りたい―。
唯一無二の「我がママ」が、
社会でも家庭でも「ちゃんとしていたい」と思うことは、
全然「ワガママ」なことではない。
とても「立派」だ。
ところで―、
例の育休(元)衆議院議員のおかげで、
「もう男には期待しない!」との声がワーママから聞こえてきている。
厚労省の思惑や、いかに。
感じて謝る力
2016/02/18(木)
その人は「感謝力」といつも言っています。
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「 ありがとうございます、ごめんなさい 」が
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
口癖のような人です。
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身体は大きいですが、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
繊細で、とても優しい人です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私は彼にたくさんのことを教わりましたが、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今日ふと、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【誰かのために「謝る」強さと優しさ】を
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いちばん学んできたと感じました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
相手を感じ、相手の心を感じ、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そして謝ることができる、、だから彼は一流でした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「 ありがとうございます、ごめんなさい 」
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すべての仲間のために、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
頭を下げることのできる強さと優しさを教えてくれて
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ありがとうございました」そして「ごめんなさい」
冬を愛する人は
2016/02/12(金)
資金は社長の独裁力で決まる。
売上を追い求めるな!利益率を上げよ!
http://www.nbc-consul.co.jp/seminar/more.asp?ID=692&rid=zeihou0212
一番重要なのは、使えるお金がどのくらいあるかです。
資金に余裕があれば良い仕事をしようとします。
また、お客様を選ぶことができます。
重要なのは、「売上」ではなく「資金」に余裕があること、
キャッシュが増える経営をすることです。
売上を追い求めている限り、経営は楽にはなりません。
是非、お越しください。
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冬を愛する人は 心広き人
根雪をとかす 大地のような
僕の母親
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まだまだ寒い日が続きますが、どなたさまもご自愛ください。
美しい引き際の理論と実践
2016/02/04(木)
栄光と転落―。
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「 引退したらラクになると思っていた。
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でも、引退したら、打てなかった現役の時より、もっとしんどい。」
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引くときに覚悟しなくてはいけない、喪失感。
自分を囲んでいたはずの多くの人が離れていくことでの、孤独感。
そして、目標を失うことでの、虚無感。
大物ぶるダサリーマン
2016/01/28(木)
おばさんが、若い女性に厳しいのと同じくらい、
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元喫煙者が、喫煙者に厳しいのはどうしてか。
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禁煙あるいは卒煙に成功した途端、
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加速度的に喫煙者を「煙たがる」人たち―。
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極めてナゾである。
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ところで―、全然違う話だが思い出したこと・・・。
いろいろ意見はあるだろうが、
私は「東京の人ってやさしい」と思う。
兎角「東京人は冷たい」と言われがちで、
「東京人には気をつけろ!」と言われ上京したが
電車の乗り方から、道の歩き方まで、
東京人はなんでも親切に教えてくれた。
そのナゾを、大学時代先輩に聞いたところ、
「東京人って言ったって、所詮田舎者の集まり。
自分が不安だった時分をよく覚えている。
だから上京者に優しい」と答えてくれた。
ふんぞり返って大物ぶっていると途端にダサさが増す。
子ども叱るな、いつか来た道。
年寄り笑うな、いつか行く道。
ふと、思い出しました。
人生をデザインしてみる?
2016/01/21(木)
佐藤オオキさんは
『デザインの「正解」は不安と安心の狭間にあり』と言っています。
顧客やユーザーだけでなく、
市場全体あるいは社会が抱く共通の「安心感の領域」があって、
その領域すれすれに接しているようなアイデアこそが「正解」だと。
何度も読み返したコトバです。
誰かが見たことがあるものを創るわけでも、
誰も見たことがないものを創るわけでもなく、
誰もが見たことがあるようで、
誰も見たことがないものを創ろうとする―。
不安と安心の狭間にこそワクワクがあって、
そこが顧客やユーザーの琴線。
不安と安心の狭間―。
経営のさまざまな局面に、近しいことが言える気がしています。
KSK「心から信頼してください」
2016/01/14(木)
昨年のWC代表の活躍で、脚光を浴びたラグビー。
この競技の特徴は、
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・ピッチに立つ選手の数―。(球技においては最大の30人) そして、
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・前にパスを出さずに前進するという「矛盾」のスポーツであること。
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屈強な肉体と、ズバ抜けた身体能力を持ちあわせた個人の集合・・・
・・・でもあるのでしょうが、個々の能力だけでは、「矛盾」を
突破することはできません。
緻密な戦略と信頼関係がないとパスなんて出せないのです― 。
後ろの仲間の声を頼りに、自分より後ろへ放るわけですから― 。
つないで、つないで、つないで、つないで、敵陣へ攻めないとなりません。
それぞれに役割がある。役割と個人を尊重する、信頼する。
会社組織も一緒ですよね。
---------
人を束ね、信頼でつなぐ、という基本的な
チームの在り方、指揮官のスタンスについて、
以上、後輩がメールをくれました。
本人の許可を得て、紹介します。
信じてくれて、ありがとう。
安心してください、はたらいてますよ!
2015/12/24(木)
「負けじゃない、勝ちの途中―」 ~評価を人に委ねない~
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働き始めて十数年、
年末には必ず、年初に自身コミットしたことに対して、
何ができたのか?何ができなかったのか?・・・そう振り返ってきた。
感覚やイメージ、雑多な感情ではなく、
具体的な成果や数字をもって、事業年度ごと自身を振り返ることは、
テーマをもって生き、期中でブレずに進むための重要な作業である。
今期は、連続するすべてのことに、
【科学】→【再現性(言語化)・展開・拡散】をテーマにアプローチしてきた。
うまくいったことも、当然、いかなかったこともある。
ビジネスマンであり続けるためには、
能動的に、且つ論理的に(数字観点で)、
自分自身を評価する術を身につけ、クセづけていくことが必要だと、いつも思う。
自分自身で決めたことができたか?
自分自身で約束したことに対し成果を出せたか?・・・明らかにわかる。
その上で、他者評価があるとすれば、
「自分のやってきたことに自信をもって!」
「すごいことしてきたんだから!」
そう言ってくれる人が、一人でもいれば、十分だと思っている。
去り際を決める―
2015/12/17(木)
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の中心選手、
澤穂希(37歳、INAC神戸)が今季限りで引退することになった。
16日午後、マネジメント事務所が発表した。
17日午後に東京都内で記者会見を行う。
澤は15歳で代表にデビューし、女子ワールドカップ(W杯)出場は6度。
主将を務めた2011年ドイツ大会ではチームを初優勝に導くとともに、
大会の最優秀選手、得点王に輝いた。
15年カナダ大会でも活躍し、日本は準優勝を飾った。
12年ロンドン五輪では銀メダルを獲得するなど、
長く日本代表としてチームをけん引してきた。
2015/12/16 日本経済新聞 online より
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10日ほど前、TBSの「バース・ディ」に
女子レスリングの吉田沙保里さんと一緒に出演され、
「去り際」について話していらしたのを思い出した。
澤さんじゃないが、吉田沙保里さんが発した言葉で印象深かったのは、
彼女のお父様がおっしゃったという
「勝って引退するのと、負けて引退するのとでは大違い」という言葉だ。
戦力外通告―、なんて追い出され方……それはそれで強烈だろうが、
学校のスポーツとは違い、
誰かに決められた“最後の大会”が存在するわけではなく
自らの「去り際」を自らが決めなくてはならないプロの世界―、
これは本当につらい。そして難しいと思う。
勝てなくなったから去るのか―。
勝てているうちに、勝てなくなるだろうことを憂い、去るのか―。
負けてもなお、勝っていた自分を想い、続けるのか―。
去り際を決める―。
何かを始めることより、ずっと、勇気の要ること。
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